
バトル漫画の演出で壁や地面を殴ると
ひびが生えるエフェクトが使われることもあるでしょう
キャラクターの攻撃の破壊力のすさまじさを読者に印象付ける
バトルものには必須のエフェクトです!

殴った壁が割れる演出は、迫力あるよね!
ただ現実には壁を破壊するような力の持ち主などいないし
壁がひび割れる様を想像するのは、なかなか難しいのではないでしょうか
というわけで今回の内容は、
といったことを書いていきます
ちなみに今回の壁のひびの描き方については
こちらのサイトの情報を参考にしています↓
https://canvas-cluster.com/picture-wall-ground-crack/
【STEP1】殴った衝撃で壁がひび割れる様を描こう

放射状にひび割れるパターン
壁を殴ったところを中心に、放射状に力が伝わっていきます
ただ、力の伝わり方はまちまちです
ひびの長さがそれぞれ長かったり短かったり
同じ長さにしないように描いていきます

殴った部分に、拳の大きさより少し大きめのひびができます
その殴った部分は、四角形・五角形・六角形っぽい感じの、細かい無数のひびができます
そして、放射状にひびがジグザグに生えていきます
ひびのあちこち枝分かれしています


基本は放射状だね
円状にひび割れるパターン
ひび割れエフェクトは、円状に層になって描かれることもあります
まず層の目安となるアタリの円を何重と描いていきます
下の画像に描いた通り、殴ったところを中心に段になってたわむ感じです

アタリの円を、内側に行くほど奥へ奥へとへこませます
殴った部分は、やはり細かい無数のひびを入れていきましょう
ひびのところどころに太いひびも入れていき、影も少し入れます

円の外側に行くほど伝わる力も弱まっていくため
ひびは大きめに、また少なくなっていきます
内側は円状のひびの輪郭がはっきりしていますが
外側にいくほどあまり輪郭が現れなくなります

さらに殴った際の衝撃派がひびの隙間のところどころから噴出させると
キャラのパンチの破壊力のすさまじさを、より強く表現できます


破壊音の描き文字の描き方も工夫することで
さらにすごい破壊力を演出できちゃう!
描き文字については、こちらで解説↓
【STEP2】瓦礫を描くための参考になるものとは?


瓦礫を描くのに、ある画期的な方法がX(旧twitter)で話題となっています
それは、板チョコを砕くという方法です
たしかに、瓦礫って砕いた板チョコっぽい感じです
瓦礫もリアルで見ることはそうそうないので
見本となるような物があるのは助かります
ザッと描いてみますと、まずアタリを取り、


輪郭線を描いていきます


それから、ひび割れ、物にぶつかった際にできたへこみなどを入れていきます
側面のあちこちにも、ひびと一緒にへこみを入れたりします


影を入れていき、破片を乗せます


瓦礫一つ描くくらいならまだいいのですが
実際の瓦礫というと、さまざまな形に崩れた複数の瓦礫が
いろんな角度で積み重なっている状態でしょう
それを描こうと思うと、板チョコを砕く方法というのが、とても参考になるかと思います
その方法が書かれたツイートが、こちら↓
バトル漫画描くときに「ガレキを描くの難しい」って人をよく見ますが、板チョコを砕くといいですよ pic.twitter.com/iPW9qOB24O
— た介 (@BigotVinus) August 21, 2017


これは、すごいアイディア!!
まとめ:ひび割れエフェクトの描き方のおさらい
アクションシーンの多い漫画だと、物が崩壊する演出を描く機会も多いかと思います
今回は、そういった演出の一つである壁のひびエフェクト、瓦礫ついても解説しました
まとめますと、
壁のひびエフェクトはアタリの取り方が独特です
そのアタリを取ることで、だいぶ描きやすくなるので、ぜひ覚えましょう


板チョコを使った瓦礫の描き方も、活用してみよう!